2012年7月28日土曜日

20120715 柏崎刈羽原発ライド 207km


7月15日

私は別に原発反対派ではありません。
なんといっても一時(いっとき)原子力技術者になりたいななんて思ったこともあるくらいですから・・・

4月に自転車を購入してから、色々なところへ行きましたが
片道100km超えのいい場所だなと思い出かけてみました。

200km以上になることは必至です。
午前4時北信州の自宅を出発しました。
準備はしてあったので自転車に乗せるだけなんですが
まだ暗かったです。 薄明かりのなか何とか出発しました。

起きたときと準備中は曇りだったのでこれは快調に行けると確信していましたが、3kmも行かないうちにポツポツと雨が降り始めました。
まぁすぐ止むだろうと高をくくって4km地点で雨宿り。
なかなか止みませんが少々小降りになったところで出発を強行、してみましたが、そこから1kmも行かないうちに本降りになってしまいました。

仕方がないのでまだ始発もでていない飯山線蓮駅で雨宿りです。
家に電話して迎えに来てもらおうかなどと思いましたが、時刻は4:37なので絶対に無理なことに気がつきました。
誰もおきていません。

結局30分近く足止めを食った上に濡れた路面を恐る恐る進み始めました。
走り自体は、ちょっと前に装備したエンドバーとハーフクリップのおかげで軽快だったんですが、
いかんせん路面が水溜りがあって慎重に行かないと危ないです。

転倒しては大変なので慎重に走ります。
飯山の7-11でサンドイッチとおにぎりで朝食。
その後は早朝だったこともあり、道の駅ねんりん 栄ともにパスして新潟県に入りました。
津南に入ったところでまた本降りになり、直売所で雨宿りをしました。
7月なので寒くはないんですが、時間のロスが気になります。
約20分のロスでしたがここで少しあせりが出たことが
後の脚へのダメージにつながってしまったのだと思います。
この道は以前十日町輪行で来た道ですが、あの時は9時発14時着で5時間かかりました。
今回十日町駅を過ぎた道の駅十日町に9時少し前にいたので、1時間弱の休憩をしながら同じ時間で着いてしまったことになります。
サイコンのスピードにこだわると、後半でバテたり、関節が痛んだりしてしまいます。。
道の駅十日町にはお土産やのようで見るべきものも多く無く、
山道というほどもない山道を柏崎へ向かいます。
途中せんだという道の駅に寄りました。
雨が上がり空中に湿度を放出しているせいかものすごく暑いです。
水を頭からかぶる。また大量に水分を補給して再出発しました。
少し進んでトンネルを抜けると柏崎市の看板がありました。
まだまだ全然山の中なのでこれは安心してはいけないと思いました。
そういえば新潟県はわが長野県とは違って市町村合併がかなり進んでいます。
5市町村合併とかはザラなので市の面積が広く海はかなり遠いんじゃないかと思います。
かなり進んだところで柏崎市街25kmの案内がありました。
ここは心の準備が出来ていました。淡々と進めました。
このあたりで気がつくと雨の心配はなくなっていました。
道が平坦なこともあり快調に飛ばせます。
そして市街地に入り、そこから少し離れた原発へと向かいます。
今日の目的はこことアトミュージアムです。
原発の付近は高いフェンスに囲まれていて、厳重だな、という感じです。
東京電力のサービスステーションがあってそこでお昼ごはんをたべるはずでしたが、
まったくみつかりません。
どこかに隠れているのかと携帯で検索するもわからず。怪しまれるのもいやなのでそこは次回のお楽しみということにして離れました。

アトミュージアムに寄りますが、時勢柄か大々的ななにかするわけにもいかず・・・・みたいで。
公益財団法人らしいですが放射能ニュースみたいなのが置いてあるだけでものすごく地味です。
まぁこの時期なのでやる気マンマンってのもどうかと思うし、投げやりなのも嫌だからこれでいいのかもしれないと思ったりもしました。
私の他にお客さんはいませんでした。
市内は色々と整備が行き届いている感がありどうしても原発マネーという言葉が頭に浮かびます。
ご飯を食べ損ねたのでマルイというスーパーで、おにぎり、薄皮ピーナッツクリーム、クーリッシュソーダを購入しました。
ついでに給水機で水3杯を飲み、ボトルへ600mlをタダで補給をします。
ここから柿崎へ国道8号で行くしかないので歩道をゆっくりと行きますが、
地図を眺めているのと大違いで、ものすごくアップダウンが激しい道でした。
昇ったと思うとちょっと下り、下ったと思うと長いのぼりが始まるという地獄の道です。
通過がちょうど13時頃だったのでものすごく暑いです。
のぼりで漕ぐことが出来なくなって、フラフラになりましたが、何とか自転車を押して頂上につきました。
思えばここらでも相当消耗していたのかもしれません

やっとのことで平地に出てさぁ柏崎ー新井間の県道新井柿崎線へとこれから行くぞと気合を入れなおして休憩したのは14:45でした。

新潟県道新井柿崎線は、歩道がない片側1車線の典型的な田舎道です。
ですがまったく勾配がないのでかなり飛ばせます。
これはスムーズだと思い速度計を見ると35km!!!?
あれれ?こんなに健脚だったっけ?と思いましたが、信号で止まってわかりました、
ものすごい追い風が吹いていました。
ほどなくピタリと止んでしまいましたが、これは楽しい経験でした。

柿崎-新井間は30km強と読んでいましたので、
順調で90分悪くても110分で行けると思っていました。
だが、ここでロングライドのきしみが一気に私の身体を襲います。
まず、右ひじが痛み出しました。
これは50km級でもいつものことですのであまり気にしませんでした。
続いて右ひざが力が抜けるような感じで鈍く痛み出しました。
これは先日136km走った上田往復で100km超えから痛み出したので今日は両膝にサポーターをしてきたのですが、150km地点でついにきてしまいました。だましだまし行くしかありません。

そして・・・・初めての経験はここからなのですが、局部に鈍い痛みが出始めました。
鈍い痛みもそうですが、残尿感のようなものがあってしかたがありません。
真夏のライドなので尿など出るはずがなく、トイレに行ってもまったくでません。
ただそうして走り出すとジンジンと局部に違和感を覚える。といった感じでした。
ここでかなりつらい感じというか、まだ道のりは長いのかという感じになりましたが、・・・・・・・・
役にたったのが、交差点名をメモした地図でした。
残りが把握できてすばらしく役に立ちました。


新井駅直前で、もう水は飲みたくない、お茶が飲みたいという欲求が沸きました。
理由はわかりません。
本能の赴くまま道端の自販機で350mlペットのお茶を一気飲みして新井駅へ到着しました。
あの感覚は何だったのかは説明がつきません。

到着は16:30で17:02の電車で輪行する予定でしたのでちょうどいい感じです。
16:50用意が終わりました。切符と500ミリペットのお茶を買ってホームへと、これも予定通りでした。
ここで顔からの汗が一気に吹きだしてとまらなくなりました。
持っていた手ぬぐいは雨対策で自転車を拭くのに使ってしまったものですが、しかたなくそれで汗をぬぐいます。
油と汗が混じったと言えば普通かっこいいんですが、初老の親父ではただ臭いだけですよね。

長野県信濃町の黒姫駅まで480円30分ほどです。
私の輪行は基本的に昇り坂しか電車に乗りません。
下りはブラックジャイアント号に任せるのが流儀です。

黒姫駅でゆっくりと組立を行い、下りを満喫しながら完全に暗くなる前になんとか自宅にたどりつ・・・きそうなので、7-11でビールと缶チューハイを買います。
自宅付近の長野電鉄踏切であきらかにロングライド風の(ブルベ風)の方を2人見かけます。
丁度電車が着たので待っているとちょこっとあいさつをされたのでうれしくなりました。
200km走ってきたとはいえ、ビールの袋を下げたクロス乗りの相手をしてくれるなんて、なんていい人なんだろうと思いました。
後で調べてみるとスーパーアタック奥志賀というやはりブルベでありましたが・・・・・、
埼玉から?渋峠超え?菅平越え?あんたら超人かよという内容です。
私などから見るとはるか上空にかすむ雲上人達だなぁという感想です。
ブルベの方たちはこれからも応援していこうと思います。
信州中野の応援が必要なら是非申し出ていただきたいです。

そうこうしているうちに19:20自宅着となりました。
今度は全線走行で行きたいです。走行207km。